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フルーツバスケット The Final アニメ 7話 感想

フルーツバスケット

※本記事にはネタバレが含まれます。

フルーツバスケット The Final のアニメが2021年4月5日より始まりました!

PV見てるだけで涙が・・・という方も多いのではないでしょうか^^

いよいよフルーツバスケットのアニメ3期 ファイナルですよー!

待っていた人も多いんじゃないかな。

(C)高屋奈月・白泉社/フルーツバスケット製作委員会

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今回のフルーツバスケット The Finalのアニメは単行本17巻の続きで、最終巻までいくと思われます!

ギネスにも認定されている、高屋奈月先生の名作 「フルーツバスケット」の集大成なので

ぜひ見たいですね!

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フルーツバスケット The Final 7話「そうだよ、空っぽだ」あらすじ


フルーツバスケット The Final 7話「そうだよ、空っぽだ」は単行本20巻115話と、117、118話あたりになります。

今回は慊人がメイン回です!楝との確執が生まれた原因がわかる回です。慊人にも同情してしまうほど、辛い過去で、最後に紅野が!!! やっぱりここで終わっちゃうのね・・・一週間待つのが長いわ・・・という回です!(すみません。気持ちが先走り過ぎています・・・)

夾の夢の中

夾の母「ずっとおうちの中にいましょう」

透の母「許さないから」

二人の亡霊が夾を追い詰める・・・そして最後に透が・・・

夾「思い上がるなって釘を刺しに・・・透が俺を好きでいてくれるんじゃないかってそんな馬鹿なことを・・・」

(C)高屋奈月・白泉社/フルーツバスケット製作委員会
夾の夢

漫画の原作にはないシーンでしたねー。なんかアニメ版として楽しむしかないと思います!(私は原作のほうが好き)あまり今日子さんを亡霊化しないでほしいなー。まあでも夾が精神的にちょっと追い詰められている感はとても出ていると思います。透の最後シーンはいらなかったかなー。

紫呉と楝

紫呉「そういえば、楝さん、先日箱を取ってこいと依鈴をパシリに使ったでしょ」

楝「あら耳が早い。あの子がおしゃべりなのかしら。ほんとにダメね。」

紫呉「ダメなのは楝さんです。内緒ですよって言ったじゃないですか。」

楝「私には取り上げてこいって言っているように聞こえたわ。」

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楝「幸せだった。世界には私と晶さんしかいなくて。」

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過去回想

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紫呉「可哀想な人だ。」

楝「あなたも可哀想な人。絆なんて陳腐な呪いのせいで、慊人に振り回されて。だってあなた本当はあの子を愛してなんかいないのに。妄想にとりつかれて。気づいていない?私を見るあなたの目。あの時と同じ。私を求めている目だわ。」

紫呉「気づいていますよ。あなたを見ていると愛しさが沸いてくる。あの子が女として生きていたならあなたのような姿だったろうかと妄想出来て。そうですね。是非あなたに取り上げてほしかった。あの箱はあなたが持つにふさわしい。晶さんの亡霊に取り憑かれるのはあなただけで充分だ。慊人には必要のないものですから。」

(C)高屋奈月・白泉社/フルーツバスケット製作委員会
紫呉・・・

紫呉さん、出番少ないのに存在感ありまくりですから!紫呉は初めから楝を利用することしか考えていなかったんですね・・・あの箱のことを楝に教えたのも紫呉。あちこちで火種蒔きまくっているじゃないですか・・・紫呉はほんと、あのポーカーフェイスの裏でやっていることがえげつない・・・そして、利用するだけ利用して、最後は楝を軽くあしらって、氷のようなあの冷たさ・・・(^_^;)
ほんと、慊人を手に入れるためならある意味何でもするところは、少し常軌を逸している楝とも似ているのかな。ある意味。

回想

晶さんが亡くなり、死に目を慊人が看取る。楝は晶を看取る事が出来なかった。

楝「あんたなんかもういらないのよ。」

慊人「違う。僕は特別な存在で永遠を約束されて、みんながぼくを待っていた。だからいらなくなんてない。だって父様がそう言ったんだ。父様の言葉を馬鹿にするお前のほうこそいらない。」

楝「絆だの永遠だの、そうやってくだらない妄想を胸に描いていればいい。そんなものどうせ長く続かない。いつか壊れて思い知ればいい。だれもあんたなんか待っていなかったってことを。」

(C)高屋奈月・白泉社/フルーツバスケット製作委員会
親子関係

楝と慊人。実の親子なのになんでこんなになってしまうのだろうか・・・。自分がお腹を痛めて産んだ子は普通は愛しいと思うように出来ていると思う。産前&産後鬱だったのでしょうか。もしくは異質な存在を産んでしまったという他の十二支の母と同じように嫌悪感を抱いてしまったのか・・・
でも、慊人は別に変身するわけでもないし、神様と言っても、普通の子だよね?いくら皆に愛されているからといって、ああなるのかな・・・と思う。心が病んでいるとしか思えない。

楝が刃物を持って慊人のところへ。

楝「晶さんを返して。晶さんのすべては私の物よ。」
慊人「そんなにほしけりゃくれてやるよ。こんなもの。」

慊人は箱を投げる。

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回想

晶「心配しないで慊人。姿は見えなくてもそばにいるから。特別な子。楝に一番喜んでもらいたかった。僕は結局こうして死ぬだけの男だったけど、残せる子どもが出来た。その子どもが特別な存在だったのは、僕と楝が特別な存在だったってことだろう。仲直り出来なかったね。楝・・・」

晶が自分ではなく、一番に楝のことを想っていたことを死に目に知ることになる。
慊人は女中から、晶さんの魂が入っていると言われる箱をもらう。


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楝「空っぽだわ」

慊人「そうだよ。空っぽだ」

仲間はずれは僕だったから、最初から壊れていたから。


(C)高屋奈月・白泉社/フルーツバスケット製作委員会
箱の中身

父(晶)の死に目に言った言葉・・・あれをなんで慊人に言うのだろうか。楝に常日頃言ってあげていたらこんなにも慊人と楝の関係はこじれなかったのではないだろうかと原作を読んでいる時から想っていました。この話を見ていると、慊人も可哀想になってくる。実の母から酷いことを言われて、そりゃ十二支の絆に縋りたくもなりますよ。そして、それを結果的に壊そうとする、十二支が連れてきた彼女たちや、透にもああいう態度になりますよね・・・。慊人がやってきたことは確かに酷いが、そういう風に草摩の家で育てられてしまったので、箱入り娘というか、仕方ない部分も会ったのかな・・・

燈路の呪いが急に解ける。
燈路が日向を抱っこしているところを母親が見つける。

燈路「ごめん。なんだか複雑な気分なんだ。もっと素直に喜べれば良かった。だけど、怒りとか恨みとか後悔とか懺悔とか愛着とか色々なものがぐちゃぐちゃに・・・」

燈路母「そうね、燈路ちゃんはそういう絆といきてきたんだもんね。ずっと。お別れさみしいね。」

慊人「ダメなんだ。もう・・・ほんとうに・・・ボロボロ壊れていく・・・さよならがやってくるんだ・・・」

慊人「半々だった。あの箱。信じてたし信じてなかった。開けてもカラ。でももしかしたら見えない力なのかもしれない。もしかしたらもしかしたら、そう思うと手放せなくて。でももう確かめたくもなくて隠してた。そうさ、ずっと縋ってたさ。悪いかよ。それが僕の常識だったんだ。誰も教えてくれなかったじゃないか。今以外の生き方を誰も与えてくれなかったじゃないか。知らないことをどうやって知れっていうんだ。分かれっていうんだ。」

紅野「知らないことも、わからないこともこれから覚えていけばいい。だから、変わろう慊人。こんな環境の中に居続けても草摩や絆に食い潰されるばかりで空っぽのままだ。」

慊人「今更お前がそんなこと言うの。変わる?遅いよ。じゃなんで最初にそう言ってくれなかったんだ。何で最初からぼくを突き放してくれなかったんだ。見捨ててくれなかったんだ。それを今更、今になってそんな御託・・・中途半場に僕を救って、中途半端に放り出すようなその優しさとかって奴が僕を殺し続けたんだ。ずっと、ずっと責任取れよ。償えよ。死んで償え。」

慊人が紅野の背中を刺す。

(C)高屋奈月・白泉社/フルーツバスケット製作委員会
慊人と紅野

燈路の呪いが解けました。素直に喜べない気持ち・・・それを優しくハグする燈路母。十二支の母の中で唯一まともな部類の母なので、燈路母を見るとほっとします。燈路も生意気なところが前はあったけど、妹も出来て、本当にお兄さんになったね。ほっこりです。

一方、慊人は十二支の絆が途切れていくことへの焦り・・・十二支の絆に縋るしかなかった自分を責めるのではなく、環境や周りのせいにして、逃げようとしていますね。紅野はそんな慊人に変わろうと言うが、中途半端にそんなこと言うなと、紅野のことを刺してしまう・・・
きっと慊人は色々な変化が急激に来て、ついていけなくて、自分だけ取り残されるようで辛いんでしょうけど、人刺しちゃだめよね。慊人さんに刃物を持たせてはダメ。危険・・・><

いよいよ、3期の山場に近づいてきました!来週が待ち遠し過ぎる・・・もう涙なしでは見られません!原作を読んでいる分、アニメではここが端折られた・・・とか、ここ違うな~ということもありますが、声があてられて、絵も綺麗で、キャラも動いて、アニメにはアニメしかない良さがあると思いますので、来週も楽しみにしています!

次回 フルーツバスケット The Final 8話 「そんなん・・・幻滅だ・・・」

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