1.story
アロマやハーブの代表格で万能精油とも呼ばれている、「ラベンダー」ですが、その歴史は古く、紀元前の古代ローマでは、古代エジプトや古代ローマ等でも香料として活用されておりました。
また、フランスの調香師 ルネ=モーリス・ガットフォセが研究中に手に火傷を負い、ラベンダーの精油を浸したところ劇的に治癒したことに気づき、1928年頃に「Aromatherapie」(芳香療法)と命名したことで有名になった精油でもあります。素晴らしい効果を持つ、ラベンダーの心体への効能をみていきましょう。
2.DATA
このページで紹介している「真正ラベンダー」(Lavendula angustifolia)の他に、
・スパイクラベンダー(Lavandula latifolia/Lavandula spica)
・ラベンダーストエカス/フレンチラベンダー(Lavandula stoechas)
・ラバンジン(Lavandula hybrida/Lavandula flagrans)
の3種があります。他の種類と明確に区別するため、「ラベンダー」(Lavendula angustifolia)を「真正ラベンダー」と呼ぶ場合があります。
英名 | Lavender |
学名 | Lavandula angustifolia |
主な産地 | フランス・オーストラリア・ブルガリア |
抽出部位 | 花と葉 |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
ノート | トップ~ミドル |
香りの系統 | フローラル系 |
代表成分 | 酢酸リナリル、リナロール、ラバンジュロール |
主成分では、酢酸リナリルとリナロールが多く含まれており、沈静、抗痙攣、鎮痛作用が主な特徴ですが、多数の芳香成分が少量ずつ300種以上存在するため、用途が広く万能に使われています。
3.心への作用と期待効果
ラベンダーの語源には「洗う」という意味のラテン語「Lavare:ラウァーレ」という説がありますが、その名の通り心の痛みや憂い、うっ積した感情を洗い流して内面の静けさを取り戻し、自分らしさを再び再構築する助けになります。副交感神経を活性化し、自律神経系のバランスを整え心身症的な症状を緩和する効果が期待されます。
まだはっきりとは、有効性については認められてはおりませんが、ストレスやイライラを感じているとき、眠れない夜にアロマポットデュフューザーでお部屋に香りを広げてみましょう。
4.体への作用と期待効果
ラベンダーは万能薬と呼ばれるほど、様々な成分が含まれておりますが、中でも体への作用としては、鎮痛作用があり、頭痛・筋肉のこり・胃痛・月経痛等に効果が期待されます。また、抗菌・抗真菌・抗ウィルス作用に効果が期待出来ますので、感染症予防にも役立ちます。
5.肌への作用と期待効果
手荒れや肌荒れなど敏感肌を含む全ての肌質に使用できます。キャリアオイル等と一緒にマッサージをするのがお勧めです。また、やけどの応急手当にも効果があり、痛みがおさまり、傷が残りにくく回復します。
子供の虫除けスプレー等にも良くブレンドされている精油です。
6.注意事項
ラベンダー注意事項
※妊娠初期は、使用を避けましょう。
※低血圧気味の方が使用すると眠気を起こす可能性があります。
※高濃度で使用すると、覚醒してしまい、眠れなくなります。
精油の取り扱いや使用についての注意事項
※アロマテラピーは医療ではありません。精油は医薬品ではないことをご理解の上、使用の際は製品の取り扱い説明書や注意事項をよく読み正しくお使いください。
※効能や期待される効果については、必ずしも全ての方に当てはまるものではないことをご理解ください。
※ご紹介したアロマテラピーの実践や精油の使用によって生じた問題に対する責任は負いません。
※お子様への使用について
日本アロマ環境協会(AEAJ)が作成したガイドラインには、「3歳未満の乳児・幼児には、芳香浴法以外は行わないように」と記載されています。肌に直接精油が触れるトリートメント等は避けましょう。芳香浴も低濃度・短時間で行うよう心がけましょう。
◎3歳以上のお子様
3歳以上のお子さんにアロマオイルを使う場合は、必ず植物オイルなどで希釈して、精油濃度や使用量に注意しましょう。特に小さいお子さんのお肌はデリケートですので、アロマオイルを乳化剤などの基材に混ぜてから用いるようにしましょう。目安は、濃度0.1〜0.3%程度、薄めに希釈してください。子どもは大人より嗅覚が鋭いため、子どもが少しでも不快を訴えた場合は、使用を控えてあげてください。
※精油は子どもの手の届かない場所に保管しましょう。
7.オススメ精油ブレンド
♥ゆっくり眠りたい夜に・・・ベルガモット・ネロリ・イランイラン
♥心を前向きにしたい時に・・・レモン・ゼラニウム・ペパーミント
♥肩こりなど緊張を和らげたい時に・・・カモミール・ローズマリー・ペパーミント
♥風邪予防に・・・ティートリー・ユーカリ・レモン
♥お肌のスキンケアに・・・ローズ・ゼラニウム・サンダルウッド・クラリセージ
8.簡単オススメ精油の使い方
精油って、芳香させる以外にどうやって使うの?という方、わかりやすくまとめましたので、以下の記事も見てくださいね!
→簡単オススメ精油の使い方(作成中)
9.まとめ
いかがでしたでしょうか?
ラベンダーは比較的に禁忌事項の少なく安全性の高い精油ですので、アロマセラピー初心者にはおすすめです!
万能ハーブと呼ばれるほど、ラベンダー1本からでも充分にアロマテラピーを楽しめますので、ご興味ある方は、購入されてみてはいかがでしょうか。
どこのお店で購入して良いのかわからない(>_<)という方は、まずは、「生活の木」さんの精油から始めてみてはいかがでしょうか。
生活の木は、ハーブやアロマテラピー関連の事業を展開する専門店です。生活の中にハーブを取り入れた「ハーバルライフ」の提案をしており、ナチュラル志向の女性を中心に絶大なる支持を集めています。
生活の木のエッセンシャルオイルには、100%天然の証となる精油成分の詳細な成分分析表が付いています。成分の細かな違いもじっくり検証できるので、セラピストや専門家からの支持も絶大です。豊富な品ぞろえも人気のポイント。オーガニックや和のフレグランスなど、170種類以上の香りから好みのオイルが選べます。1mlから1リットルまでサイズ展開も豊富で、お試しのパーソナル利用からサロンでの業務用まで、幅広いシーンで愛用されています。
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